レイアウトに映える 転属車輛 紙面を飾った153系急行「宮島」

   旧東海道凪宿の町並みを横に西下する153系急行「宮島」 海風-茶摘

 一番好きな車輛はもちろん153系です。当区の車輛で最大勢力は文句なく153系で、全盛時の大垣車輛区に迫る輌数が在籍しています。
 新幹線開業前の東海道本線全盛時代を駆け抜けた急行12輌フル編成も、3編成在籍しています。うち1編成「せっつ・なにわ」が、月刊「鉄道模型趣味」(TMS)主催の車輛コンペにて、「準佳作」を受賞させて頂きました。

 この編成とほぼ同様の加工整備した「宮島」12輌フル編成-レイアウト発表時に何度か誌面を飾ったこの編成を、お譲りしました。
 手塩にかけて整備した編成ですが、2016新春「岡オカ」地区へ旅立っていきました。
 上記は「旧東海道凪宿」製作記事発表時、月刊「鉄道模型趣味」の誌上を飾ったカットとなります。

Tc
153
522
M'
152
86
M
153
86
Td
153
15
Ts
152
24
Ts
152
26
Td
153
16
M'
152
87
M
153
87
M'
152
81
M
153
81
Tc
153
525
  • <全車輛共通の整備内容>
  • ①屋根上 非冷房化 クーラーの撤去 通風器の換装(J's製屋根板 Tomix製 GMねずみ色1号にて塗装)
  • ②屋根の塗り直し(GMダークグレーにて塗装 一部J'Sダークグレーにて塗装)
  • ③所属標記変更 大ミハ(ハマシス製)
  • ④妻面ドア塗り分け(GMクリーム色1号 イメージカラー)
  • ⑤妻面標記取り付け (くろま屋製)
  • ⑥トイレ窓塗装(GM灰色14号他)
  • ⑦トイレ臭気蓋インレタ取り付け(くろま屋製)
  • ⑧ブラインド(銀河製をねずみ色1号にて再塗装)装着 海側のみ任意の位置
  • ⑨幌取り付け(KATO製ASSYパーツ)
  • ⑩カプラー換装(KATO製密連形Aタイプ)
  • ⑪床下とシート(GMハワイアンブルー)の塗り分け
  • ⑫トイレ流し管取り付け(銀河製)
  • ⑬洗面所流し管取り付け(銀河製)
  • ⑭下回りの再塗装 プライマー吹きつけ→ブラック
  • ⑮下回りのウェザリング
  • ⑯「広島-東京」サボ(宮沢模型製)

左から順に、①クハ153-522、②モハ152-86、③モハ153-86、④サハシ153-15

 

屋根は、J'sクラブの屋根板とTOMIXの通風器を使って非冷房加工を施しました。妻面ドアもイメージ色のクリーム色で塗り分けをし、くろまや製インレタで妻面標記。

クハ153-522

 転属先のオーナーより、追加整備の希望をうけ、クハ153-522のカプラーをTOMIX製ボディマウントTNに換装しました。

①幌枠を銀色で筆差ししています。
 晩年は製品同様、車体と同じ黄柑色で塗られてしまいましたが、全盛期はヘッドマークとともにキラリと光ります。

②ヘッドマーク台座は二十年以上前にGMより発売されていた薄型金属製のレアものに、KATOオリジナルのシールを貼り合わせたものです。

③運転士乗務。

④この車輛は、「旧東海道凪宿」や「歴史資料館と海風駅西詰」等、レイアウト制作記事発表時に何度か誌面を飾りましたが、室内は座席と床を塗り分け、ほんのちょっとですが乗客もきちんと乗っています。

モハ152-86,モハ153-86

①ハマシス製インレタを使用して、車番変更しています。

②モハ152-86の屋根は、切り接ぎ加工して非冷房化しています。

③モハ152-86の避雷器は、亀型のLA13(モリタ製)に付け替え

奥から手前に向かって、①クハ153-522、②モハ152-86、③モハ153-86、④サハシ153-15

サハシ153-15

①床はねずみ色1号で再塗装。マスキングして座席をハワイアンブルーで塗り分け。
②屋根上も調理室側のダクト以外はすべて別パーツ化。

サロ152-24,サロ152-26

①屋根上の目玉は回送運転用のライトの付け替えでしょうか。
②室内は床とシートを塗り分けています。
肘掛けとシートカバーは、ホワイトで筆差ししています。

左から順に、⑤サロ152-24、⑥サロ152-06、⑦サハシ153-16、⑧モハ152-87

①ドアの塗り分け ②妻面標記は全車輛共通の整備項目です。

サハシ153-16

 整備内容はサハシ153-15とほぼ同様です。
ハザ部分の屋根上はクーラーを撤去して非冷房化。
室内は塗り分け塗装。下回りは洗面所流し管を取り付け、他車同様の整備。
車番変更しています。

⑨モハ153-87、⑧モハ152-87


 追加整備です。M車の室内もプライマー吹きつけの後、 ねずみ色1号で床と壁、座席部分はハワイヤンブルーにて塗り分け塗装。

奥から手前に順に、⑨モハ153-87 ⑩モハ152-81 ⑪モハ153-81 ⑫クハ153-525

モハ153-81、モハ152-81

下回りは

画像左上 台車の左に見える洗面所流し管、
画像右上 台紙の右に見えるトイレ流し管がアクセント。

画像右
モハ152-81のパンタ回り。
量産品の製品オリジナルのままとは違い、実車同様1輌ずつ表情が違います。

クハ153-525


 車番変更したこと以外の整備内容はクハ153-522と同じです。車掌は乗務しておりません。 乗客もおりません。あしからず。