レイアウトに映える 在籍車輛 10系「安芸」

   瀬戸川橋梁を西下する20系急行「安芸」 海風-茶摘

 10系客車は、20系客車とともに好きな車輛で、鉄道模型復活直後は、153系とともに大量増備を考えていました。「桜島・高千穂」「出雲」「銀河」そして「安芸」とブルー塗装は、4編成が在籍していました。車輛整理の際に、「安芸」は「銀河」とともに大英断で転属させたはずなのに、限定品という文句に負けて、思わず配備してしまいました。 配備した以上、整備しないわけにはいきません。

 というわけで、入院前のオハネフ12・2輌に続き、退院後にオロネを皮切りに整備を始めました。

オハネフ
12
87
オロネ
10
26
オロネ
10
246
スハネ
16
184
オシ
17
8
スハネ
16
192
オハネ
12
32
オハネ
12
35
オハネ
12
20
オハネフ
12
28
スハネ
16
181
スハネ
16
182
オハネフ
12
48
  • 【整備手帳】
  • 全車輛共通の整備内容
  • 【屋根】
  • ①塗り直しやウエザリングの上、艶消しクリア
  • 【ボディ】
  • ②妻面標記(RF製)・呼称標記 (くろま屋製)取り付け
  • ③ブラインド(N小屋製&銀河製)装着 
  • 【室内】
  • ④寝台(N小屋製)と床下・壁の塗り分け
  • ⑤昇降はしご(銀河製)取り付け
  • 【下回り】
  • ⑥トイレ流し管・洗面所流し管(銀河製)取り付け
  • ⑦下回りの再塗装 プライマー吹きつけ→ブラック
  • ⑧下回りのウェザリング

①オハネフ12-87

△△一番上の画像 サイドビュー 瀬戸川橋梁通過中

△上の画像 海風駅構内にて

屋根は、艶消し黒でまぶし塗装の上、艶消しクリア。クーラーメッシュ部分に墨流し。

妻面は、ドアを塗り分けています。実際の色とは違いますが、好みで銀色としています。

妻面標記と呼称標記も取り付け、テールライトレンズも銀河製に交換しています。

手前の台車の左側には2本の洗面所流し管も見えます。

室内は淡緑色号をスプレーワークしたのち、N小屋製の寝台用シートを貼り付け。

▽の画像 室内はご覧の通り

②オロネ10-26,③オロネ10-24

△瀬戸川橋梁を通過するオロネ10-24のサイドビュー

▽カーテンはN小屋のものを組み合わせて取り付け

△室内の様子はこの通り。

寝台部分はN小屋のシートを貼り付け。

 

 

▷妻面

③④側は、N小屋の14系用妻面シートを流用して取り付け。

 

 

 

 

 

①②側は、GMクリーム色1号にてドアを塗り分け、妻面標記・呼称標記を取り付けています。

ここまでやると、ドアの窓ガラスもなんとかしたくなりますね。




④スハネ16-184,⑥スハネ16-192

△スハネ16-184のサイドビュー ②④位側 海風駅構内にて

▽室内はやはり、内装と床を淡緑色1号でスプレーワークした後、N小屋の10系用寝台シートを貼り付けています。

 室内灯が電球仕様からLED仕様に変わり室内が明るくよく見えるようになってからは、製品そのままの室内は正直者足りません。

 

⑤オシ17-8

△オシ17-8 ②位④位側サイドビュー 海風駅構内にて

ブラインドは銀河製の急行電車用のものを流用しています。 

▽室内はご覧の通り、通路壁面はN小屋の20系ナシ20用の壁面シートを流用。

テーブルと椅子を筆塗りで塗り分けしています。

▷妻面

 

ハネ車全車輛となると、なかなかやる気と根気が必要なので諦めましたが、食堂車は特別車輛なので、両面のドアを塗り分けました。色はオロネ10同様、イメージカラーのクリーム色1号です。

 

①位②位側は、妻面標記と呼称順位標記を取り付けました。呼称順位標記は、くろま屋のものを使っていますが、いつものことながら食いつきがいいですね。インレタ作業が楽しくなります。

 

⑦オハネ12-32,⑧オハネ12-35,⑨オハネ12-20

△⑨号車 オハネ12-20 海風駅構内にて

通風器の換装は予定になかったのですが、スハネ16のコラムをまとめるに当たって、妻面の画像を見たときに、通風口のない通風器がとても不自然で気になりました。

半ガーランドはともかく、普通のガラベンはやっぱり気になります。

そこで、一手間かけることにしました。

こう書くと、一瞬ですが、屋根板の裏側の通風器のモールドの窪み部分に、パテ代わりの瞬着を流し込みます。一晩寝かせて、通風器のモールドをニッパーでカット。#240,#600,#1000と順番にヤスリがけします。サーフェーサーを吹いて表面を整えたら、クーラー共々、屋根を再塗装します。

ここに、別途ねずみ色1号で塗装しておいた通風器を取り付けます。ちなみに今回はGM製を使いました。

屋根全体にウエザリングを兼ねて、ねずみ色1号を軽くまぶし塗装し、艶消しクリア。

最後に、クーラーのメッシュ部分にブラウンを墨流ししてウエザリングしました。

▽⑧号車 オハネ12-35 サイドビュー①③位側

▽室内はご覧の通り。

△妻面

屋根上は、両端のガラベンを換装しました。この角度から見るときちんと通風口が見えますね。整備してよかったと思う瞬間です。妻面は、妻面標記と呼称順位標記をインレタで表現、ドアはハネ車共通でそのままとしました。