レイアウトに映える 在籍車輛 10系「安芸」1967

             急行「安芸」1967 東海道本線 海風-茶摘 瀬戸川橋梁にて

 10系「安芸」13輌の整備に続き、特別企画品と銘打たれた<1967>編成の整備を実施しました。こちらは、先頭車に「カニ38-1」を連結し、オロネ10を帯入りに差し替え、食堂車もオシ17から「マシ38-5」に差し替えることで、ヨンサントウ(昭和43年10月白紙大改正)以前の姿を再現しようというものです。「一粒で二度美味しい。」というおもしろい企画です。

  ③④ ⑧⑨
カニ
38
1
オロネ
10
26
オロネ
10
24
スハネ
16
マシ
38
5
オハネ
12
32
オハネフ
12
87
オハネ
12
オハネフ
12
28
スハネ
16
オハネフ
12
48
  • 【整備手帳】
  • 全車輛共通の整備内容
  • 【屋根】
  • ①通風器換装、塗り直しやウエザリングの上、艶消しクリア
  • 【ボディ】
  • ②妻面標記(RF製)・呼称標記 (くろま屋製)取り付け
  • ③ブラインドやカーテン(N小屋製&銀河製)装着 
  • 【室内】
  • ④寝台(N小屋製)と床下・壁の塗り分け
  • 【下回り】
  • ⑤トイレ流し管・洗面所流し管(銀河製)取り付け
  • ⑥下回りの再塗装 プライマー吹きつけ→ブラック
  • ⑦下回りのウェザリング

カニ38-1

△ 3軸台車が時代を感じさせます。側面は異色のスタイルが目を惹きます。

 

屋根は、通風器を換装の上、スエード調スプレーのダークグレーを吹いた上に、黒でまぶし塗装の上、艶消しクリアで仕上げています。

下回りは、プライマーを吹いた上で、艶消し黒→ハルレッドの順でウェザリングし、艶消しクリアで仕上げるという当区の通常の仕様です。


▽ 屋根上はプラの質感がなく落ち着いています。

②オロネ10-26,③オロネ10-24

 

△オロネ10-24のサイドビュー

室内は、N小屋の旧客用ブルーシート表現のシートを使用して塗り分け。窓のカーテンもN小屋製を活用して表現しています。一等寝台車を示す青帯が特別な車輛であることを主張しています。

▽左から、カニ38-1,オロネ10-26,オロネ10-24,マシ38-5

 ①②側は、ドアを塗り分け、妻面標記と呼称順位をインレタで表現。

▽③④側は、N小屋の14系用妻面シートを取り付け、ドアを表現しています。

△スハネ16-184のサイドビュー ②④位側 海風駅構内にて

▽室内はやはり、内装と床を淡緑色1号でスプレーワークした後、N小屋の10系用寝台シートを貼り付けています。

 

⑤マシ38-5

ここにパーツをドラッグ

△マシ38-5 ②位④位側サイドビュー 海風駅構内にて

カーテンはN小製のものを利用しています。 

▽屋根上はご覧の通り、通風器を換装しています。

▷妻面と屋根


 以前はキングスホビーより旧客の食堂車用の大きめの通風器パーツが発売されていました。

現在は入手困難ということで、私はKATOのごはち用の通風器を流用しています。形状は違いますが、雰囲気は十分ではないかと思っています。

屋根の端のステップもモールドを削り、レボリューションファクトリー製のものに換装しています。