さよなら「寝台特急さくら」山陰二人旅 松江・出雲散策

 旅の3日目 2005.3.1.(火) 

 8:04 宿から眺める宍道湖の朝 

 朝風呂にいった記憶があります。風情のある露天風呂だったことがおぼろげながら残っています。朝食を済ませて宿はチェックアウトしました。

 一畑電鉄の「松江しんじ湖温泉駅」のロッカーに荷物を預け、<まつえウォーカー>なる循環バスに乗って「堀川遊覧船のりぱ西入口」で下車しました。

 左側が遊覧船の船着き場、右側鉄筋コンクリート造りの建物の向こうにぽつんと松江城の天守閣が見えます。

 今だったら、迷わずに乗ったと思う遊覧船ですが、当時は舟遊びの楽しさは知らず、そもそも松江城すら訪問していません。古い町並みは興味があり「武家屋敷」は行ってみたいと思ったものの、他は特に興味がありませんでした。乗っておけばよかった遊覧船、行っておけばよかった松江城ですが、どちらも今となってはという感じです。

 「小泉八雲記念館」焼津ともゆかりの深い八雲の記念館

9:30 「武家屋敷」 

 何軒かの武家屋敷が並んでいるイメージを持って訪ねましたが、一軒の武家屋敷を細部に渡って展示するというものでした。

 正面左側が納戸、右側が仏間と小間。

 井戸です。

 入り口はこんな感じです。

 10:30 「武家屋敷」から徒歩で「松江堀川地ビール館」へ行きました。私はもちろん地ビールを息子はソフトクリームを頂きました。ビールグラスはプラスティク製のものですが、小泉八雲の肖像画の入ったこったものでした。そして、とってもとっても大きなソフトクリームでした。

 11:00 再び「まつえウォーカー」バスで「松江しんじ湖温泉」駅まで戻りました。駅前には足湯がありました。 

 電車を待つ地元に人たちに混じって足湯で疲れを癒やしました。

 11:30 改札が始まりました。左側に停車中の電鉄出雲市行きに乗車しました。

 11:35発 一畑電鉄 1日フリー乗車券を利用しました。

 11:59 「一畑口」に到着しました。この駅はスイッチバックです。

 運転手さんがマスコンを片手に先頭車から移動してきました。

 12:03 「一畑口」を出発しました。再び車窓には宍道湖の美しい景色が広がります。

 12:42「 出雲大社」 到着です。なんとも異色の駅舎、宇宙空間を想像させます。

 駅舎の天井にはこんなおしゃれなステンドグラスがありました。

 「出雲大社駅」を出て出雲大社に向かう参道でお昼にしました。もちろん名物出雲蕎麦を所望、美味しく頂きました。実は蕎麦屋さんに大きな荷物を預けて散策をと、思い描いていたのですが、このお蕎麦屋さん、昼のお客は我々が最後で閉店となりました。夕方まで出かけてしまうとのことで、むろん荷物の一時預かりはできず、結局「出雲大社駅」に戻ってロッカーに預けることになりました。

 日本一大きい鳥居といわれる「出雲大社」の大鳥居です。 

 「出雲大社駅」からは、まず旧国鉄の「大社駅」まで食後の散歩です。

 13:50到着。駅前の商店もレトロな雰囲気、「大社駅」駅舎は「二条駅」同様神社を意識させる外観です。

 見る者を厳かな気持ちにさせる荘厳な駅舎です。

 木製の改札が良い雰囲気です。 

 歴史の重みを感じさせるこの渋さ、いやあ最高です。

 ホームには静態保存D51-744がいました。息子は駅舎よりもぽっぽに興奮! もう少し駅構内を観察したかったのですが、大きな声で呼ばれてじっくり見ることもなく、ホームの方に行きました。 

 14:45「 大社駅」から再び一畑電鉄「出雲大社」駅に戻りました。一服した後、出雲大社に向かいました。20年ぶりの出雲大社参拝です。

  何と言っても圧倒されるのが拝殿のこのしめ縄です。

 こうすると大きさがわかります。半端ない大きさです。

 拝殿横にある収蔵庫は、普通の神社とは単なる時代かがった建物ではなく、神話の世界を意識させる建物です。古代神話にロマンを感じさせるようなそんな建物です。

 15:31 一畑電鉄「出雲大社」駅に戻ってきました。

 15:35 急行「出雲大社号」に乗って川跡を目指します。

 15:43「川跡」到着、下車しました。「松江しんじ湖温泉」行きの急行を見送りました。

 「川跡」は乗換駅、1番線から3番線まであります。

 15:57 大忙しです。まず大社線から「松江しんじ湖温泉」行きが1番線に到着します。

 次は「電鉄出雲市」から3番線にご覧の列車が到着します。

 最後は我々が乗車する「松江しんじ湖温泉」発「電鉄出雲市」行きの各駅停車が2番線に侵入です。写真は撮れませんですが、3並びでした。

 17:30 「出雲市」駅構内にあった回転ずしで夕食を取りました。何と言っても、カニの味噌汁が美味しかったですね。

2020.3.12..回想