男の二人旅 first-さよなら「寝台特急さくら」山陰二人旅

 記念すべき愛息との男の二人旅 第一弾 2005.2.27~3.2 

 この春、廃止される「寝台特急さくら」にお別れ乗車し、出雲・松江を回って「サンライズ出雲」で戻ってくるという旅です。 

 きっかけは、RRMの特集記事 さらば「あさかぜ」「さくら」にあった「さくら」でめぐる山陰の旅でした。当時の東京口のブルトレは、単独運転の「あさかぜ」「富士」「出雲」併結運転の「さくら・はやぶさ」の4本でした。廃止されるブルトレを利用した旅の紹介があり、自分なりにアレンジを加えて計画しました。仕事柄年度末にあたる2月末から3月上旬は3連休となるため、この休みを利用して一人旅の予定でした。

 この旅で用意した主な切符です。当時はまだ「周遊きっぷ」がありました。

 それが息子を連れていくことになったのは、妻のこの一言です。

 「連れて行ってあげて、いろいろなところを見せてあげて。」

 私自身が鉄道好きになった理由のひとつは、船乗りをしていた亡父との面会に、全国の港町へお袋と妹と鉄道で旅したことでした。「息子が鉄道好きになれば、親子で共通の趣味が持てて楽しいだろうな。」とそんな思いになり、二つ返事で了解しました。息子はまだ四歳、夜はおむつマンでしたが日中は問題なし、旅費もかかりません。