第3作「凪宿歴史資料館と海風駅西詰」は、旧東海道の宿場町にある東海道本線の中規模駅-特急の一部と急行が停車する海風駅を想定して製作しました。
レイアウトコンペは3年連続の「佳作」を受賞。月刊「鉄道模型趣味」(TMS)の誌上発表は、2004年12月号(No732)でした。
コンペ応募時のデジカメ画像は没で、編集部からのリバーサルフィルムでの再撮影の依頼がありました。この依頼になかなか応えられず、第4作のレアウトコンペ応募後にようやく撮影にこぎつけました。
甲斐あって下のカットが1ページぶち抜きの掲載、大満足の発表となりました。
盟友武尾さんより、
「国鉄の幹線駅らしい
ゆったりとした配線が美しい」と
嬉しいコメントを頂いた
私もお気に入りのカットです。

1970年代 東海道本線 海風駅西詰
海風駅1番線に到着した九州急行「霧島・高千穂」と3番線を出発する80系ローカル列車とのすれ違いは、70年代前半のシーン。
旧東海道凪宿 歴史資料館

メインストラクチャーとなった「歴史資料館」と庭園です。園内には記念写真に興じる観光客が、正面には誇らしげに館長さんの姿が見えます。
GMのキットをベースに、岡部宿の旅籠「柏屋」を参考に加工して制作しました。
歴史資料館の内部

歴史資料館の内部はこんな感じです。WindowsのDraw系ソフトを使って内部の障子や畳、壁も表現しました。
歴史資料館と庭園

庭園には記念写真に興ずる観光客らしい若者の姿が見えます。水車小屋と池をバックにぱちり!
資料館の敷地を囲む塀と土塀。向かって右側・西側の塀はキッチン製の材料で作成しました。他3方を囲む土塀は、GMの屋根板とプラ板やプラ棒を使った自作です。今ならトミーテックの各種アクセサリーで悩まず出来そうですね。
第2作「旧東海道凪宿」から望む歴史資料館と海風駅西詰
第2作「旧東海道凪宿」から望む歴史資料館と海風駅西詰構内
153系上りローカル列車が構内へ侵入。EF60牽引の下り貨物列車が信号待ちしています。
東側ホームより望む構内西側

右手1番線には東上する153系急行「東海」が到着、2番線80系ローカル列車を待たせて3番線からは下り153系急行「宮島」が出発した所。
新幹線開業前の東海道本線黄金時代の一コマです。
貨物線から旅客線ホームを望む

いつか何処かで見た昭和の鉄道、構内風景です。
南から望む海風駅構内
