第4作「ブルトレ街道」 第27回レイアウトコンペ「佳作」受賞作品

 第4作「ブルトレ街道」は、Uターン後の息子とのブルトレウォッチングがきっかけとなりました。 列車撮影に熱中していた高校時代を思い出し、東海道本線きっての撮影の名所島田-金谷-菊川が脳裏に浮かびました。

 静岡県の代名詞「茶畑」を背景にPの牽く20系・14系・24系25形ブルトレ黄金時代の再現がテーマとなりました。

 おかげ様でレイアウトコンペは4年連続の佳作受賞。月刊「鉄道模型趣味」(TMS)制作記事発表は、2005年1月増刊号、Nゲージマガジン42号(No733)。初のNマガ登場となりました。

1970年代 東海道本線 海風-茶摘 EF65Pの牽く20系「はやぶさ」

 このカットは、制作記事の誌上発表時とともに、月刊「鉄道ファン」等のN ゲージマガジンの広告ページにも登場しました。


しんがりはPの牽く14系「さくら」

 1970年年代 海風-茶摘 Pの牽く14系「さくら」

 新幹線の登場で151系電車特急が西に追われた後の東海道本線のスターといえばブルートレイン。

 当時8本のブルトレが健在で、東海道本線はまさにブルトレ街道というべき状況でした。うち「博多あさかぜ」「富士」「はやぶさ」「みずほ」「さくら」が撮影可能でした。

 東上するブルトレのしんがりが14系「さくら」でした。


 「茶摘トンネル」を抜けたEF60

 

 「茶摘トンネル」を抜けた貨物牽引EF60 通称一つ目小僧

 表面にプラスターをまぶしたことでプラの質感を飛ばしたトンネルポータル。石積みの時代ががった単線用が二つ並んでいます。

 東海道本線は、元々単線で開業で後に複線化されたため、単線用ポータルが並びます。唯一複線用ポータルの区間は、唯一複線で開業した旧熱海線(国府津-熱海-三島)です。

 個人的にも単線用ポータルが並ぶ姿が好きです。


ブルトレ街道を西下する80系ローカル列車

 

 1970年代 東海道本線 海風-茶摘 

 茶畑と杉並木を車窓に、ブルトレ街道を80系ローカルが往く。


「茶摘トンネル」からのぞいた下りEF65

上り「茶摘トンネル」からのぞいた下りEF65

 トンネルを制作したら是非撮ってみたかったショットです。


茶畑をバックに80系快走

 1970年代 東海道本線 海風-茶摘 211キロポスト付近

 80系は東海道本線海風運転所の名脇役でもあり、主役でもあります。


153系急行「東海」が東上


荷物列車とすれ違う20系「あさかぜ」

 1970年代 東海道本線 海風-茶摘

 工事の打ち合わせをしているおじさんたちの脇をPに牽かれた20系「あさかぜ」が往く。殿様列車と呼ばれた超豪華編成の20系寝台特急が東上していく。