第5作「旧東海道瑞雲橋」 第28回レイアウトコンペ「準佳作」受賞作品

 

 第5作「旧東海道瑞雲橋」は、暫定開業したレイアウトを運転している中でフル編成の列車たちをもっと伸び伸びと走らせたいという想いから、直線区間を延長することがきっかけでスタートしました。

 第4作の「山とトンネル」に続き「川と鉄橋」がテーマとなりました。旧東海道に架かる木造の「瑞雲橋」は、島田の大井川に架かる「逢来橋」をヒントにイメージを広げました。

 レイアウトコンペでは、5年連続の「佳作」受賞とはならず「準佳作」となりました。月刊「鉄道模型趣味」(TMS)制作記事発表は、2006年5月号でした。

1970年代 東海道本線 海風-茶摘 EF66Pの牽く鮮魚専用フレートライナー「とびうお」

 鮮魚専用フレートライナー「とびうお」の回送列車を牽いて西下するEF66は、高校時代の朝の通学途中の踏切でよく見かけたものです。


20系「あさかぜ」とすれ違うEF66回送「とびうお」

 1970年年代 海風-茶摘 旧東海道瑞雲橋付近

  旧東海道に架かる「瑞雲橋」を横に轟音をたてて瀬戸川橋梁ですれ違う新型EL群。

 鮮魚専用フレートライナー「とびうお」の回送列車を牽いて西に下るマンモス電機EF66! 20系ブルトレの牙城を守るEF65P牽引の「あさかぜ」は一路東京を目指して東上します。

  新幹線開業後の東海道本線の主役は彼らたち。 高校時代通学途中の踏切でよく見た両者のすれ違い,私にとっては大変思い出深いシーンです。


 マンモス電機EH10が轟音と共に通過!

 

 轟音をたてて瀬戸川橋梁を渡り西下する貨物牽引EH10

 東海道の主、クマンバチ君ことEH10。現役当時は特に好きなELではなかったものの今となってはとても懐かしく大好きなELのひとつです。

 マンモス電機が瀬戸川橋梁を下ります。川面に映る影がたまりません。

 手摺り付きの歩道橋はWACO製のもの,細密感溢れる製品で気に入っています。2016年初春のリニューアル工事で、現在は下り線だけでなく上り線側にもこの手摺り付きの歩道橋を取り付けています。


東上するEF60貨物

 

 1970年代 東海道本線 海風-茶摘 

 一つ目小僧が貨物を牽いて東海道を東上。


瑞雲橋東詰

旧東海道瑞雲橋東詰にある番小屋を背景に153系急行「東海」が東上

 瑞雲橋東詰付近です。

 手前には瀬戸川橋梁の保線区小屋と信号機、線路越しに番小屋と制作記事本文でも触れた観光客の姿が見えます。

 保線区小屋は前作制作時のストックですが,ストラクチャーは創り溜めしておくと、あわてなくて済みます。左手前には花畑が彩りを添えています。


丘陵付近の杉木立

  

 丘陵付近の杉木立の参道です。

 陽光が燦々と降り注ぐ瑞雲橋付近とは対称的に,木漏れ日溢れる静寂なひとときが流れます。
 そのしじまを破るかのように、背後を列車の通過音が響きます。茶畑・杉木立・街道の松並木、そして茶畑と右手前には竹林と、緑溢れる一角です。


80系ローカル列車のすれ違い

丘陵から望む旧東海道瑞雲橋の東詰の番小屋

 デスカバージャパン-旧東海道瑞雲橋は休日ともなれば、観光客を運ぶタクシーで賑わう。瑞雲橋上には観光客の姿が見える。

80系ローカル列車が瀬戸川橋梁ですれ違う。


東海道メガロポリス153系急行「せっつ」が瀬戸川橋梁を疾走

 1960年代 東海道本線 海風-茶摘

 東海道メガロポリス153系急行「せっつ」が瀬戸川橋梁を疾走する。

 堂々の12輌フル編成をのびのびと走らせてあげたい。

そのために直線区間を伸ばしたい。その想いで製作を始めた当セクションでした。