令和初の元旦は…
愛息が現役合格を果たして大学に進学、3年ぶりに二人で年末年始の旅に出かけました。今回も前回同様、JR四国のバースディフリー切符を使っての旅です。大晦日、仕事を終えて帰宅し入浴、年越しの夕食を家族四人で済ますという慌ただしいスケジュールになりました。「ひかり478号」でまずは東京まで。
2020.1.1 元旦 サンライズ瀬戸 高松・琴平行き 瀬戸大橋・車窓から
今となっては唯一の定期夜行列車となった「サンライズ瀬戸」に揺られて、瀬戸大橋で初日の出を拝み、金刀比羅神社に参拝しました。
2020.1.1 高松に到着した「サンライズ瀬戸」ここから折り返して琴平まで延長運転
元旦の食事は高松駅の立ち食い蕎麦ならぬ立ち食いうどん。宇高連絡線時代からの高松駅の名物となっていますが、食べるのは初めてのことです。蕎麦派の私もその喉ごしには脱帽!なんとお店で麺をあげていました。さすがは讃岐です。最高の一食目となりました。
終着琴平に到着した「サンライズ瀬戸」を背にしたホームの元洗面所です。海の安全を守る金毘羅神社にちなんで舟形の洗面所はこの駅独自のもの、ただ今は水道栓は撤去され鏡だけが役目を果たしているようです。でも嬉しいですね。琴平らしいものです。いつまでも残しておいて欲しいですね。
2020.1.1 金毘羅神社 山門
参拝の後は特急「南風10号」「しおかぜ9号」を乗り継いで松山に向かいました。
2020.1.1 「しおかぜ9号」の車窓から 津島ノ宮―海岸寺
昼食は、瀬戸内海の絶景を眺め、琴平で仕入れた地元名物のコロッケを肴にさぬきビールを堪能しました。
昼寝から覚めた後は松山にて荷物をロッカーに預け、特急「宇和海19号」で伊予市まで、伊予市からは各駅停車宇和島行き4925Dに取り換えて、
前回の旅で行けなかったあそこに行きました。
2020.1.1 4925D車窓から 愛ある伊予灘線 伊予上灘-高野川
2020.1.1 元旦の夕暮れ 下灘
十八切符のキャンペーンポスターはもとより、NHKの72時間で取り上げられて、我々鉄だけでなく、広く一般の人たちにも知れることとなり、絶景の秘境駅としてどうなんだろうかと思っていました。
来てみてびっくり!? 完全に観光地になっていました。列車を降りるやホームにはスマホ片手の無数の人だかり。
写真には人っ子一人写っていませんが、これは地元ボランティアによる整理で、いわゆるインスタ映えする画像を撮影するために何分間かホームを無人にした状態で撮ったためです。駅に併設された無料駐車場には入れ替わり立ち替わり観光客が自家用車で訪れ、記念写真を撮っては去りと、まあなんともいえない状況でした。
下灘からは各駅停車の気動車で松山に戻り、道後温泉へ向かいました。とはいえ、宿は温泉ではありません。夕食もついていません。伊予電・道後公園停留所から徒歩数分の宿です。近くのスーパーで半額セールで仕入れた豪華舟盛りと地ビールで夕食です。