金比羅参り

 

 坪尻からは、普通列車で琴平に折り返しました。

正月らしく「賀正」の暖簾が掲げられてました。

 十年ぶりの四国、十年ぶりの琴平、駅前の雰囲気は以前の印象のままでしたが、さすがに元日とあって、駅前は人も車もひっきりのなしの状態でした。

 駅前通りを南に向かい、琴電琴平駅の前を通って、参道に向かいました。

 まずは腹ごしらえと、記憶をたどって入った店は「狸屋」さん。確か十年前、妻がガイドブックで探してくれた店はここだったはずと入りました。まだ六歳だった息子が毛糸の帽子をかぶったままちょこんと座って料理の出てくるのを待った店。懐かしい想い出の店です。

金毘羅饂飩 850円

 高校生となった息子は、うどん本来の味を味わいたいと、シンプルな冷たいぶっかけ醤油のうどんを、私は蒲鉾やほうれん草や油揚げなど具たくさんの温かい金毘羅饂飩を頂きました。味は言うまでもなし。のどごしが最高! 元気を取り戻しました。

 金毘羅神社への参拝も、当然十年ぶりとなります。元日の参拝は初めてのこと。果たしてどれくらいの人出で、どれくらいの時間がかかるのか。出来れば、14:01発の「南風11号」に乗車したいところです。

 参道に差し掛かると、送迎バスの看板が目にとまりました。サンライズの車内で出会った大阪のママ鉄から聞いた情報がこれです。聞けば、金毘羅神社の入り口・大門の脇までを送迎してくれるサービスでした。時間短縮にもってこいと、ひとまず上り片道を利用しました。参道とは違う狭い脇道をタクシーに乗車してショートカットしました。

 境内は「御本宮」に近づくにつれ、入場制限がかけられました。「去年は諦めて途中で引き返した。」そんな声も聞こえました。やはり、送迎バス正解でした。

  「御本宮」の「高台」からの眺望 讃岐富士と琴平市街

 最後の石段を上り詰め「御本宮」に到着です。参拝をすませ「高台」からの眺望を楽しみます。讃岐富士が見えます。ポンチョを着て暑い暑いと汗をかきながら愛息とともに登った十年前の春、この「高台」で我々を待っていたのは白い粉雪でした。思いだします。

 帰りは、ひたすら下りです。送迎バスを使わずに下山しました。途中、土産物屋を冷やかしながら駅に向かいました。どうやら、なんとか予定の列車に間に合いそうです。


2017年01月18日